美しいボディラインのポイントは、ウエストやヒップなどを理想的な体型にすることですが、余分な脂肪はなかなか落ちにくく、特に下半身についた脂肪は体型を崩してしまいます。引き締まったボディラインを取り戻そうと、ダイエットしたがリバウンドして、以前より太ってしまったという方も多いと思います。
そこで安全でしかも、短期間で部分的にやせたい方にいいのが脂肪吸引です。脂肪吸引とは、皮膚層の下の脂肪を取り除き、身体の脂肪細胞の数を調整するものですが、一般的なダイエットは脂肪細胞の一つひとつが小さくなることですが、脂肪細胞が小さくなったとしても、ダイエットをやめれば脂肪細胞は再び大きくなり、元の状態に戻ってしまいます。ですから一般的なダイエットを繰り返しているだけでは理想的な体型になるのは難しいですが、脂肪吸引は、画期的なダイエット法なのです。脂肪吸引とは脂肪細胞を吸い取って、細胞の絶対数をコントロールするので残った細胞が大きくなった(太った)としても、元の状態にまで戻る心配はないのです。脂肪吸引は部分的にスリムになりたい方に適した方法です。お腹、わき腹、背中、お尻、太もも、ふくらはぎ、二の腕、顎など、脂肪が多くついているところならば、たった1度の吸引でほぽ永久的にその悩みから開放されます。
一方で野菜だけ食べるような偏食ダイエットをすれば、貧血になり、肌の状態も悪くなり健康にも美容にも良くありません。肥満とは体重が多いことではなく、体脂肪率が高いことなので、痩せようと絶食に近いことを考えるのは、体重を落とせばいいと勘違いしてることがあると思われます。肥満は脂肪細胞の数が増えるタイプと、脂肪細胞のサイズが大きくなるタイプの2つに分かれ、脂肪細胞の数は成人するまでに決まってしまい、増えた脂肪細胞は減らず、成長期に肥満になった人は痩せにくいのです。いわゆる中年太りは脂肪細胞のサイズが大きくなったことによる肥満ですので、食べる量を減らし、運動をしてサイズを小さく戻すことができますが、大っている人の大半は、脂肪細胞の数が増えすぎ、細胞自体も膨らんでしまう複合型タイプなので、食べる量を減らしても運動してもなかなか痩せられません。人間の身体には、もともと体脂肪を一定量に保とうとする機能が備わっているため、急激に短期間にダイエットすればするほど、リバウンドし元の体重に戻ってしまうので、リバウンドしないためには、脂肪細胞が小さい状態を維持するように、大らない食生活や生活習慣を続けなければいけません。また、ダイエッ
トと運動を続けて、体重を落とすことができ、リバウンドしなかったとしても、ウエストやお尻、二の腕、太股など特定の場所だけを細くするダイエット法はないため、脂肪吸引手術は痩せたい部分を実現できるのがるのが特筆できるところです。
ボディの脂肪吸引手術で現在、最も多く行われているのが腹部の脂肪吸引でウエストにくびれをつくりたい、お腹をひっこめたいと希望される方が多いのです。
腹部の脂肪吸引では、まず脂肪を取るところに局所麻酔をしその後、ウエストラインのサイド部の左右どちらか一方に3〜4ミリの小さな穴をあけます。その穴から細い管を皮下脂肪層に挿入し、余分な脂肪を吸引し脂肪を吸引し終えたら、穴を1針か2針縫合します。同様にウエストの反対側のサイドにも行いますが傷はほとんど残りませんし、手術にかかる時間は30〜40分程度で終了します。次に多いのがお尻を小さくするヒップの脂肪吸引ですが、ヒップが引き締まるとプロポーションがよくなり脚が長くなったように見えます。
また、脂肪吸引で取り除けば、トップの位置が上がって若々しいヒップラインになります。手術はお腹の脂肪吸引と同様に局所麻酔をかけた後、お尻と太ももの境のシワができるところに、小さな穴をあけ細い管で脂肪を吸引します。吸引終了後は、穴を1〜2針縫合し、もう片方のお尻に左右対称になるように行いますが、手術は20〜30分程度で終了します。背中のぜい肉はボディラインの印象をかなり左右するもので、特に丸みを帯びた背中は老けた感じを与えがちです。また、腰もあまり大きすぎると全身のバランスを崩すことにつながり加齢とともに脂肪がつきやすいところなので、脂肪吸引ですっきりさせると若々しくなります。背中や腰についた脂肪も、吸引が可能ですが手術の方法は、背中はウエストよりやや上あたりに左右1ヵ所ずつ、腰の場合はウエストより低い場所に左右1ヵ所ずつそれぞれ穴を設けて余分な脂肪を吸引しますが、手術時間は背中、腰ともに約20〜30分です。太ももに悩んでいる方が比較的多いのですが、太ももの脂肪吸引は、表の内側、表の外側、表のひざの上、裏の内側、裏の外側の5ヵ所が可能です。太ももの裏側の脂肪吸引は、お尻の下のシワの位置に穴をあけて行い所要時間は20〜30分で
す。脂肪吸引のメリットは数多くありますが、万能てはなく制限もあります。まず1回の手術で安全に吸引できる脂肪の量は、体重の3%程度が限度で、また、適度な厚みの皮下脂肪があることが前提条件で、無理をすると命の危険まで引き起こしかねません。また手術後もバランスの取れた食事や適度な運動、さらに規則正しい生活を送ることが基本なのは当然のことです。最後に、脂肪吸引リットとしては、痩せたい部分をスリムにできること、脂肪細胞そのものを減らすので、リバウンドの可能性が少ないことなどで、デメリットとしては脂肪吸引できる量や場所や年齢などに限界があることです。